わざわいなるかな、彼らは悪を呼んで善といい、 善を呼んで悪といい、 暗きを光とし、光を暗しとし、 苦きを甘しとし、甘きを苦しとする。
悪しき者を正しいとする者、正しい者を悪いとする者、 この二つの者はともに主に憎まれる。
そこで彼らにむかって言われた、「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとする人たちである。しかし、神はあなたがたの心をご存じである。人々の間で尊ばれるものは、神のみまえでは忌みきらわれる。
あなたがたは言葉をもって主を煩わした。しかしあなたがたは言う、「われわれはどんなふうに、彼を煩わしたか」。それはあなたがたが「すべて悪を行う者は主の目に良く見え、かつ彼に喜ばれる」と言い、また「さばきを行う神はどこにあるか」と言うからである。
彼らは夜を昼に変える。 彼らは言う、『光が暗やみに近づいている』と。
しかし、民の間に、にせ預言者が起ったことがあるが、それと同じく、あなたがたの間にも、にせ教師が現れるであろう。彼らは、滅びに至らせる異端をひそかに持ち込み、自分たちをあがなって下さった主を否定して、すみやかな滅亡を自分の身に招いている。
あなたがた、公道をにがよもぎに変え、 正義を地に投げ捨てる者よ。
今われわれは高ぶる者を、祝福された者と思う。悪を行う者は栄えるばかりでなく、神を試みても罰せられない』」。
彼らはもはや歌をうたって酒を飲まず、 濃き酒はこれを飲む者に苦くなる。
彼らは先見者にむかって「見るな」と言い、 預言者にむかっては 「正しい事をわれわれに預言するな、 耳に聞きよいことを語れ、迷わしごとを預言せよ。
それゆえ、律法はゆるみ、公義は行われず、 悪人は義人を囲み、公義は曲げて行われている。
あなたは偽り事に遠ざからなければならない。あなたは罪のない者と正しい者とを殺してはならない。わたしは悪人を義とすることはないからである。
人と人との間に争い事があって、さばきを求めてきたならば、さばきびとはこれをさばいて、正しい者を正しいとし、悪い者を悪いとしなければならない。
不正のパンを食らい、暴虐の酒を飲むからである。
彼らは言葉によって人を罪に定め、 町の門でいさめる者をわなにおとしいれ、 むなしい言葉をかまえて正しい者をしりぞける。
愚かな者は、もはや尊い人と呼ばれることなく、 悪人はもはや、りっぱな人と言われることはない。
あなたがたは少しばかりの大麦のため、少しばかりのパンのために、わが民のうちに、わたしを汚し、かの偽りを聞きいれるわが民に偽りを述べて、死んではならない者を死なせ、生きていてはならない者を生かす。
あなたがたは善を憎み、悪を愛し、 わが民の身から皮をはぎ、その骨から肉をそぎ、